1999年2月:『ジョージ・バースデイ・スペシャル』



PHOTO: (C) The Beatles Club

2月25日で56回目の誕生日を迎えたジョージの特集。子ども時代から1969年までの風貌の変遷をじっくりとご覧ください。


ジョージが生まれた日はどんな日?

ジョージは1943年2月25日生まれ(ただし、ジョージ自身が実は前日24日午後11時42分に生まれたと明かしています)。本名はジョージ・ハロルド・ハリスン。今年で56回目の誕生日を迎えます。

ジョージが生まれた1943年は、第2次世界大戦のさなかにあり、前年から始まったナチスドイツによるポーランドのユダヤ人根絶計画によって多くのユダヤ人が犠牲となり、ヨーロッパは混乱をきわめていました。ジョージが生まれて10日ほどのちにはイギリス軍がルールの戦いを開始、ドイツの工業施設破壊を試み、大空襲をくりかえしていました。同じ年、文化面では、フランスの作家サン=テグジュペリが『星の王子さま』を発表、若者のあいだでジルバが大流行していたアメリカでは、ヘミングウェイ原作の『誰がために鐘は鳴る』が、ハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマンの主演で映画化されました。

この2月25日という日を歴史的な面から見ると、「神の啓示」を受けたジャンヌ・ダルクがフランス王太子に面会(1429年)、4歳の光緒帝の即位により西太后が実権を握る(1875年)、アルプス山中を貫通するスイスのシンプロン・トンネルが1898年の着工から8年をかけて完成(1906年)、フィリピンでマルコス政権が崩壊しアキノ大統領が誕生(1986年)。日本では、現在は学問の神さまとしてまつられている菅原道真が太宰府で病没(903年)、『夕刊フジ』創刊(1969年)、この半年後に公開される『スター・ウォーズ』とともにSF映画ブームの火付け役となった『未知との遭遇』が日本で初公開(1978年)といったできごとがあった日でした。

同じ誕生日の著名人には、南米の革命家サン=マルティン(1778-1850)、フランス印象派の代表的画家ルノアール(1841-1919)、喜劇俳優の植木等(1927-)がいます。

ビートルズ時代には、この日はどんなことがあったのでしょう。

1962年にはピート・ベストの母が経営するカスバ・コーヒー・クラブで、ステージをつとめていました。1963年は、ヘレン・シャピロとの初の全英ツアー中で、オフだったこの日はNEMS主催のダンス・パーティで演奏。同じ日アビイ・ロード・スタジオでは、ジョージ・マーティンがファースト・アルバム“PLEASE PLEASE ME”の仕上げをしていました。また、アメリカではヴィー・ジェイ・レコードよりシングル‘Please Please Me’が発売されています。1964年はシングル‘Can't Buy Me Love’のレコーディング後、映画“A HARD DAY'S NIGHT”のサントラのレコーディングに突入。ジョージが初めてレコーディングで12弦ギターを使ったのがこのときでした。1965年は映画“HELP!”の撮影中で、ロケ先のバハマで誕生日を迎えています。1969年、26歳の誕生日にジョージは、アビイ・ロード・スタジオで‘All Things Must Pass’や‘Something’などのデモ・テープを制作していました。

今年の誕生日もレコーディングをしていたでしょうか?私たちにも早く新作をプレゼントしてくださいね、ジョージ!!


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