1999年3月:『ビートルズ・オン・ツアー』




ワールド・ツアー時代は、ビートルズがまさに世界中を駆けめぐった時代だった。1964年2月の最初のアメリカ訪問でビートルズ旋風を巻き起こして以降、1966年の日本、そして最後のアメリカ・ツアーまでのたった3年間で、フランス、イタリア、スペイン、西ドイツ、オランダ、オーストラリア、香港、フィリピンなど、全14か国をまわっている。その世界各国で、4人が飛行機を降りたった瞬間というのは、待ちこがれていたファンにとって、忘れられないシーンになったはずだ。

今月の「ビートルズ写真館」では、そんな各国での到着シーンを『ビートルズ・マンスリー・ブック』からいくつか探し出してみた。

こうして写真を並べてみると、ワールド・ツアーの最初のころは世界へ飛び立っていけることがうれしくて、誇らしくて、楽しくてしょうがないという顔をしている(あたりまえだけど)。最終的には、単調で騒々しいツアー生活にうんざりして、コンサート・ツアーをやめてしまうビートルズだが、そんな4人の気分が飛行機を降りてくるときの表情や、服装にまで反映されていたことも、発見だった。

また、当時ビートルズが空の旅にひんぱんに利用していたイギリスのBEAや、アメリカ最大手だったPANAMなどの飛行機は、現在運行していなかったり(BEA)、国内で短距離便を運行するのみ(PANAM)という状況なので、それらの飛行機がビートルズを乗せて華々しく活躍していた時代を見ることもできる。

飛行機を降りたあと、どこでどんなライブをやったのか、そっちのほうが知りたいという方、4月に発売される『ノーウェア』最新号では、ビートルズのライブを大特集してくれるそうなので、続きはそちらでどうぞ!


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