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リンゴのアメリカ・ツアー、好調にスタート


2月12日、リンゴ&オール・スター・バンドがニュージャージー州アトランティック・シティにあるタジ・マハール・カジノのマーク・エテス・アリーナでツアーの初日を迎えた。
ステージは「明日への願い」で幕を開け、これまでのツアーでもおなじみのナンバーを次々と披露。「アイム・ザ・グレーテスト」でリンゴは、「僕の古くからの友人が書いてくれた曲だ」と紹介し、「神様、彼の魂が安らかに眠りますように…」とジョンに哀悼の意を表した。ステージでのリンゴのトークはまだぶっつけ本番という感じで、途中何度か「こうやってその場その場で話すことを考えていくんだ」と言い、初日ならではの新鮮な雰囲気でショーは進んだ。リンゴのニュー・アルバム『ヴァーティカル・マン』からは、昨年のヨーロッパ・ツアーと同じように今回も「ラヴ・ミー・ドゥ」のみがとりあげられた。ゲイリー・ブルッカーの「青い影」(リンゴは「今でもこの曲を聴くと鳥肌がたつ。それだけ僕には特別な曲」とコメント)、サイモン・カークの「シューティング・スター」、トッド・ラングレンの「アイ・ソー・ザ・ライト」、ジャック・ブルースの「ホワイト・ルーム」と、いつものようにオール・スターズのメンバーそれぞれのヒット曲も演奏。ギターのトッド・ラングレンは、自分のパートと、当初ジョー・ウォルシュが演奏するはずだったパートの両方をうまくこなした。さらにはリンゴとサイモン・カークとのツイン・ドラムを聴かせる場面もあった。
なお、スケジュールなどツアーに関する情報はhttp://www.ringotour.comで発表されている。
また、当初ツアーに同行するはずだったジョー・ウォルシュがメンバーからはずれたのは、イーグルス時代の仲間ドン・ヘンリーのレコーディングに参加するためだということが明らかになった。ウォルシュのマネージャーによれば、レコーディングはウォルシュの協力のもとすでに始まっていて、ウォルシュはツアーの準備にかかっていたところスタジオに呼び戻された。「ツアーに参加したいという彼の気持ちも大きかったが、どうしてもレコーディングのほうを優先させなければならなかった」とマネージャーは語っている。


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