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ポール、ヨーロッパ各地のEMI社員を慰労する旅を始める


ポールがノルウェーのオスロに姿を現したことから、リンダが亡くなったあと、ポールがヨーロッパ各地のEMIのオフィスを訪ねる旅を始めていることが明らかになった。オスロでは取材に来た記者に対し、「これまでは電話でしか話したことのないような、レコード業界の友人たちに会いに来た」と述べ、この旅が個人的なもので、これまで40年近く自分のために縁の下の力持ちとなって力をつくしてくれた人たちの労をねぎらうことが目的だと語った。そしてノルウェー訪問の前には、デンマーク、ドイツ、スウェーデンを訪れたことも明らかにした。
2月2日午後、ポールはローディのジョン・ハメルとともにフランクフルトからの定期便でオスロ入りした。この日のポールは黒のスーツにグレーのツイードのコートという姿。非公式な訪問ということで、オスロのEMIであらかじめポールの来訪を知っていたのはマネージング・ディレクターひとりだけだった。そのほかの社員は突然ポールが現れたことに非常に驚き、「天にものぼる気持ちだった」「ほんもののポール・マッカートニーに会えるなんて、まったく信じられないできごとだった」と語っている。オフィスを訪れたあと、ポールはEMIの社員やノルウェーのトップ・アーティストらとともに、Acquaという海辺のレストランに食事に出かけ、出席者全員がベジタリアン料理を注文。ポールはこの席でツアー中の話などをして、出席者を楽しませた。
非公式な旅であるため、ポールがオスロに何日間滞在したか、今後どこの国を訪れる予定なのかなどについては明かされていない。


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