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ポール、リンダのベジタリアン食品に遺伝子組みかえ大豆が発見されたという報道に対して声明


イギリスのテレビBBC2の番組『ニュースナイト』で、リンダ・ブランドの冷凍ベジタリアン・フードに遺伝子組みかえ大豆が含まれていることがわかったと報道され、ポールがこの報道に対して声明を発表した。イギリスでは政府が遺伝子組みかえ食品の開発を奨励する立場をとるなか、国民や環境保護団体が遺伝子組みかえ食品への不安を訴えている最中。
同番組の報道は、科学的実験の結果、リンダ・ブランドのベジタリアン・ソーセージとベジタリアン・ミンスに遺伝子組みかえ大豆「モンサントズ・ラウンド・アップ・レディ」が使われていることが明らかになったというもの。この報道に対して、2月15日、ポールが声明を発表し、「リンダ・マッカートニー・ブランドの食品に遺伝子組みかえ大豆が使われているなんてありえないことだ」としたうえで、もし報道されている内容が真実ならば、商品から遺伝子組みかえされた原料をすべて取り除くことを誓約した。そして、リンダの商品に遺伝子組みかえ大豆が混入していたとすれば、昨年ある生産者によって通常の大豆と遺伝子組みかえ大豆とが混合されてしまうという問題が起こり、商品の原料に遺伝子組みかえ大豆が混入していることをつきとめるのが困難になってしまったことが原因ではないかと語った。
「僕らの願いとは裏腹に、残念ながらこの世の中では何でもかんでも遺伝子組みかえすることがあたりまえのようになっている。そういう世の中に生きていると、常に『汚染』という危険に身をさらすことを余儀なくされる。たとえば遺伝子組みかえされた穀物が風で飛ばされてきて、遺伝子組みかえをしていない通常の穀物に混入してしまうということもあるわけだからね」「それでも、僕らがこれまでしてきたことや、僕らの信念がわかってもらえれば、マッカートニー一家が遺伝子を組みかえた原料を商品にこっそり使うようなことは絶対にありえないということに、みんなが気づいてくれるはずだと信じている」


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