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ポール、ダスティ・スプリングフィールドを追悼


3月2日に乳癌のため亡くなったダスティ・スプリングフィールドの葬儀が、3月12日、イギリスのオックスフォードシア州ヘンリー・オン・テムズの彼女の自宅近くにある教会セント・メアリー・ザ・バージン・チャーチでとり行なわれ、親族や多数の有名人を含む友人たちが参列したほか、教会のまわりにはファン数百人が集まった。葬儀に際して、ポールからも次のようなメッセージとともに花が贈られた。
「親愛なるダスティ、あなたが最高のシンガーであることを生前にあなたに直接伝えることができてほんとうによかった。僕たちはみんな、あなたを愛しています。ポール・マッカートニーと子どもたちより」
ほかに、シラ・ブラック、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョン、ロッド・スチュワート、キャロル・キング、トム・ジョーンズらからも花が贈られた。
棺は彼女のヒット曲「ユー・ドント・ハフ・トゥ・セイ・ユー・ラヴ・ミー」が流れるなか教会へ運び込まれ、式ではルル、エルビス・コステロ、ペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントらが弔辞を読んだ。弔辞のなかでルルは「いつもダスティを尊敬してきた。ダスティは女性がどれだけ力強いものかを世の中に証明した最初の女性。その反面恥ずかしがりやでとても傷つきやすい人でもあった。彼女の魂は消えることなく永遠に生き続けるでしょう」と述べ、コステロはバート・バカラック作品の詞の一節をダスティの名前に置き換えて読んだ。そのほか式にはライオネル・ブレア、キキ・ディー、マドリン・ベルらが参列。中に入れなかったファンのために、式のようすは教会の外に設置されたモニターに映し出された。
以前お伝えしたとおり、ダスティ・スプリングフィールドは今年の新年叙勲リストにOBE勲章の受賞者として名を連ね、この3月15日にはポールやジョージ・マーティンらとともに「ロックの殿堂」入りすることも決定していた。


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