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イギリスのオノ・ヨーコの特集番組で、キョーコとの再会、初孫の誕生が明らかに


3月28日にイギリスのBBCラジオ3で、オノ・ヨーコのアートとその生涯にスポットをあてたドキュメンタリー番組『ヨーコ・オノ:ア・ライフ・イン・フルックス』が放送された。番組は、ヨーコがジョンと出会う前からかかわっていたニューヨークのアート・ムーブメント「フルクサス」の活動を中心に、アーティストとしてのヨーコを広く紹介する内容となっている。本人および関係者との独占インタビューや、作品の引用、当時の音声の断片で構成され、ジョンが強調していたように、ヨーコが時代の先端を行くアーティストであることが、数々の証言で明らかにされた。
番組にあわせてファンから質問が寄せられヨーコがそれに答えたが、そのなかで、前夫トニー・コックスとのあいだに生まれ、離婚後消息がわからなくなっていた実娘キョーコと再会できたこと、キョーコに娘(ヨーコにとっての初孫)が生まれたことについてもふれた(1971年にジョンとヨーコがニューヨークに移り住んだのはキョーコを探すためだったと言われている)。キョーコと過ごしたひとときについては次のように語った。
「去年の私の65歳の誕生日に、友人たちがたくさんお祝いに集まってくれました。夕食のあと、キッチンからキョーコとショーンがたくさんのろうそくを立てたバースデイ・ケーキを運んできてくれました。私はもう胸がいっぱいでした。まさかふたりがそろった光景に、自分がそれほど感激するとは思ってもいなかったのですが、実際私は感極まって涙が止まりませんでした。まるで、まっぷたつに割れてしまったカップが、またもとどおりになったような、そんな気分でした。そのとき、私が成し遂げた人生最大のことは、このふたりの子どもたちを持ったことだと思いました。こんなことを言うなんてヨーコらしくないと思われるかもしれませんが、それが私の正直な気持ちです」
また、孫娘の誕生にインスパイアされてなにか作品が生まれるかという質問に対して、ヨーコは次のようにこたえた。
「なにかアイデアが浮かんでくるかもしれません。孫娘の誕生でどんな影響を受けるのか、自分をじっくり観察してみようと思います。今は、娘が私のところに戻ってきてくれて、しかも娘にかわいい赤ちゃんまで生まれて、ただただうれしくてしかたがありません」


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