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ジョージ・マーティンが書いた「キャンドル・イン・ザ・ウインド1997」の楽譜がオークションに


エルトン・ジョンがダイアナ元英皇太子妃に捧げ、葬儀でも歌われた「キャンドル・イン・ザ・ウインド1997」の10ページにわたる手書きのスコアが、チャリティのために5月21日にロンドンのサザビーズのオークションにかけられることになった。提案したのは、この曲のスコアを書いた本人で、プロデュースも行なったジョージ・マーティン。マーティンは次のように語る。
「ダイアナ元妃が亡くなったときのあの悲しい1週間は、だれにも忘れられないときであり、人々の心に深く刻み込まれている。そして葬儀が行なわれたあの土曜日は、私にとって生涯忘れられないできごととなった」
「(あのスコアは)イギリスの歴史の一部」であり、「私自身が買い戻してもいいとさえ考えているほど価値のあるもの」
マーティン個人は楽譜がイギリス国内にとどまってくれることを望んでいるが、「おそらくアメリカか日本に売られていくことになるのではないかと思う」と話している。
今回はシングルの売上げ3,300万枚の達成に対して贈られたBPI(英レコード産業)賞も同時にオークションにかけられるが、スコアと賞の両方からおよそ6万ポンドの収益が見込まれているという。収益金は音楽関係の3つの慈善団体(ノルドフ=ロビンズ・ミュージック・セラピー・センター、ロイヤル・ナショナル・インスティチュート・フォー・ブラインド、ブリティッシュ・レコード・インダストリー・トラスト)に寄付される。
なお、これまでに、シングルの売上げ2,000万ポンドがダイアナ元妃をたたえて設立されたプリンス・オブ・ウェールズ・メモリアル・ファンドに寄付されているほか、昨年2月にはこの曲の手書きの歌詞原稿がオークションで落札され、44万2,500ドルがロサンジェルスの小児専門病院に寄付されている。


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