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ポールが反対していた動物実験をアメリカの環境保護局が減少させる方向へ


先にお伝えしたように、昨年秋アメリカの環境保護局(EPA)はゴア副大統領の指示で「HPV化学薬品テスト・プログラム」という動物実験プログラムの実施を決定し、ポールを含めPETA(動物の権利保護を主張する団体)などがそれに強く反対してきたが、EPAは4月下旬に、計画されていたプロジェクトのなかには必ずしも動物実験が必要でないものもあることを認めて、一部の動物実験を動物を使わない実験に切り替えることを発表した。
ポールがPETAを代表して動物実験中止を訴えた書簡をゴア副大統領に送ったのは2月。PETAは新聞に意見広告を掲載しただけでなく、EPAや議会関係者と話しあいをくりかえして直接働きかけてきた。別の団体も、ゴア副大統領の支持者に対して、プログラムに反対するようにと呼びかけた手紙を何百通も送ったり、そのほかメディアがプログラムのあり方に疑問をなげかける報道をしたりと、EPAの動物実験計画に対してはさまざまな形で圧力がかけられていたという。PETAは、今回のEPAの方針変更はこれらすべての効果であり歓迎するとしている。PETAはサイトのなかに動物実験の不当性を訴えるページ(ポールの書簡の内容も含めたもの)をあらためて設けて、副大統領、EPA長官、ならびに各議員へ手紙を書くようにとさらに呼びかけ、動物実験の完全停止を訴えている。


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