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ショーン・レノン、「ジュビリー2000」ベネフィット・コンサートに出演


ショーン・レノンがチボ・マットのメンバーとして、元ジェーンズ・アディクションのペリー・ファレルやU2のボノの呼びかけで、6月14日にウェスト・ハリウッドのハウス・オブ・ブルーズで行なわれたベネフィット・コンサート「ジュビリー2000」に出演した。「ジュビリー2000」は、経済大国に、第三世界の貧しい国々に対する負債を放棄するようにとうながすもので、14日にはボノが「ジュビリー2000」に賛同した人々2,000万人(有名人も多数含む)によって署名された嘆願書を、クリントン米大統領を含めた世界の首脳に提出した。
コンサートはペリー・フェリルがヘッドライナーをつとめ、チボ・マットと地元のヒップ・ホップ・グループ、メドゥーサをフィーチャーして行なわれた。ショーンはチボ・マットのベーシストとして参加。フェリルは1か月前にチボ・マットに声をかけたが、ショーンはそのときのことをふりかえって、「ジュビリー2000」については何の知識もなかったと語っている。
「僕はペリーが大好きだ。ほんとうにすばらしいやつだから、彼のやりたいっていうことなら何でも応援しちゃうよ。『ジュビリー2000』はいい考えだよね。正直言って、僕は最初、ペリーとつきあいたかったっていうだけで出演をオーケイしたんだけど。こういうベネフィット・コンサートをきっかけに、ファンの人たちも問題に関心を持ってくれるようになるといいと思う」
「せっかくベネフィット・コンサートに行ってもアルコールが入っちゃうと、肝心な問題への意識がどこかへ行ってしまいやすい。でも、このコンサートを観にきてくれる子たちには、ペリー・フェリルがこういう問題にとても関心を持っているという姿を、きちんと目にやきつけていってほしい。そしてなにかを感じてほしい。そうすれば、そういう問題についてもう一度真剣に考えてみるようになるだろう」
チボ・マットはセカンド・アルバム『ステレオタイプ A』収録の「サイ・ファイ・ワサビ」「ブルー・トレイン」など8曲を演奏した。
羽鳥美保は、第2のふるさとともいうべきブラジルを訪れているときに「ジュビリー2000」のことを知って、胸をうたれたという。
「ブラジルにはお金や経済に関する問題が山積みです。ところがブラジルの人たちは、だれかが困っていれば持っている物を惜しまず与えるようなとても寛大な心を持っています。会場にあふれるエネルギーから、そんなことを思い出しました。参加できてとても光栄です。同時に、とても驚きです。…フェリルの演奏を聴いたら、サンバをやりたくなった」
「ジュビリー2000」には、ローリン・ヒル、スティービー・ワンダー、アニー・レノックス、トム・ヨークなどが後援している。


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