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ポール、ニティン・ソーニーにリミックスを依頼


イギリスの新聞『デイリー・テレグラフ』のサイトが伝えるところによると、ポールは6月にロンドン南部のトーティングにあるニティン・ソーニーの家を訪ね、ニュー・アルバムのなかの1曲のリミックスをソーニーに依頼したという。アジア系のコメディアンでありミュージシャンでもあるソーニーは次のように語る。
「うれしかったのは、ポールが『シタールとかなにかアジアっぽいものを入れてくれなきゃだめだ』なんて言わなかったことだ。ポールは僕をそのまま受け入れてくれた。それにポールはふだん、自分の曲を他人に演奏させるときにはいろいろとうるさく注文するんだけど、僕のやり方を気に入ってくれて、ポールの曲に僕のを入れたければそれでもいいし、好きなようにやってくれと言ってくれた」
結果的に、アジア的なサウンドの入ったミックスができあがったが、それについては次のようにコメントしている。「ポールは好きなようにやっていいって言ってくれたんだけど、けっきょく、僕にはやっぱりアジアの血が流れてるってことだ」
ソーニーの家を訪問した日、ポールはギターを借りて「イエスタデイ」を歌ったり、1960年代のロンドンの話もしたという。

ニティン・ソーニー(Nitin Sawhney)はケント州ロチェスター育ちで、両親はパンジャブからの移民。リバプールの大学で法律を学んだあとコメディアンとなるが、ギター、キーボード、シタール、タブラなどのマルチ・プレイヤーでもある。ジェイムズ・テイラー・カルテットのキーボード・プレイヤーとして活躍したこともある。ソロとして“SPIRIT DANCE”(1993年)、“MIGRATION”(1995年)、“DISPLACING THE PRIEST”(1996年)などのCDをリリース。また現在は、テレビやラジオ、映画、演劇などのために作曲もしている。


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