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ユーロスターによる『イエロー・サブマリン』のプロモーション開始


『イエロー・サブマリン』のソングトラック・アルバムとビデオ/DVDの発売にあわせて、映画のシーンやキャラクターが描かれたユーロスターの運行が9月8日から始まった。この日行なわれたプロモーション開始のセレモニーにビートルズのメンバーは姿を見せなかったが、アップルからはニール・アスピノールが出席し、列車を見送った。「列車はすばらしくできあがった。それに、ビートルズの音楽が今でもずいぶん若い層の人たちにまで愛されているというのもすばらしいことだ」
8日正午、ユーロスターはブルー・ミーニーの隊長を乗せて、ジャズ・バンド、サザン・ラグ・ア・ジャズの演奏する「イエロー・サブマリン」に送られるなか、ロンドンのウォータールー・インターナショナル駅を出発。列車はこれから12月までの3か月間、ロンドン、パリ、ブリュッセル間を時速186マイルで、毎日平均3回走行する。
イラストは、アップルの26歳のアート・ディレクター、フィオナ・アンドレアネリにより4か月間かけて18両の車両全体にペイントされた。映画からイラストをおこすのに2週間、それを列車に写すのに6日間かかったという。アンドレアネリは次のように語る。「車両によってデザインを変えるだけでなく、『イエロー・サブマリン』のストーリーでもそれぞれ違った部分を伝えたかった」「これまで1,200フィートもある列車の側面に映画のデザインを描こうなんて、だれもしたことのないことでした。難しい注文でしたが、できあがりには満足しています」
乗客の多くは、自分が『イエロー・サブマリン』の列車に乗るとは気づかずに予約しているというが、列車を目にすると一様に、「目が覚めるようなきれいな列車だ」と言っているという。18歳の娘とともにサマセットから来たという55歳の女性はこう述べた。「とってもすてきな列車。3日間の予定でパリに旅行に出かけるのに、昨日列車を予約したところなんです。まさかビートルズの列車に乗ることになるなんて、思ってもみませんでした」
BBCや『タイムズ』紙などの報道によれば、ポールは「セレモニーには行かないけど、いつかふらっと乗りにいくよ」と語っているといい、ジョージも次のようにコメントしているという。「列車をあんなふうにするなんて、ものすごくいいアイデアだと思う。列車が来るのを待っていて、走っているところでも見ようかな…4時30分発のイエロー・サブマリン、そら来たぞ、なんてね」


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