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オノ・ヨーコ、ニューヨークで開催中の「アメリカン・センチュリー」展に出品


9月26日から2000年2月13日までニューヨークのホイットニー・ミュージアム・オブ・アメリカン・アートで開催中の「ジ・アメリカン・センチュリー:アート&カルチャー1900-2000」に、オノ・オーコの1964年のアート作品「カット・ピース(Cut Piece)」が出品されている。この展示会は、過去100年間のアメリカのアイデンティティの変化をアメリカのアーティストたちの目を通して探るもので、建築、音楽、舞踊、文学、映画、アートの分野から、絵画、彫刻、写真、版画など1,200点以上の作品が展示される。
「カット・ピース」は「ワード・スプレッド・ピース(Word-Spread Piece)」というヨーコのコンセプチュアル・ステージ・パフォーマンスのひとつで、今回の展示会には、パフォーマンスを16ミリ・フィルムで撮影したものをビデオにして出品されている。ひとりのパフォーマーが自分の目の前にハサミを置いて舞台の上にじっと座り、観客に自分の着ている服を自由にハサミで小さく切りとらせて、持って帰ってもらうというもので、ヨーコによれば「与えること」を象徴した作品だという。ヨーコはこのパフォーマンスを1964年に京都で初めて行なっている。


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