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ザック・スターキーを加えたザ・フーのシカゴ公演レポート


お伝えしていたように、ザック・スターキーとジョン・「ラビット」・バンドリック(キーボード)を加えたザ・フーの再結成公演が11月12日と13日にシカゴで行なわれた。ハウス・オブ・ブルースは立ち見席だけの収容人数1,300人という、大物アーティストにしてはこぢんまりした会場。チケットは抽選でひとり2枚まで、1枚300ドルという高値にもかかわらず発売と同時に完売したと伝えられる。
2時間以上にわたるステージは‘I Can't Explain’で幕を開け、12日には計25曲、13日には計19曲演奏され、ザックは終始ソリッドなバックビートをきざんだ。1995年のリンゴ&オールスター・バンドの来日公演でも演奏されたベースのジョン・エントウィッスルのボーカル曲‘Boris The Spider’も演奏された。アンコール1曲目の‘The Kids Are Alright’を紹介するときピート・タウンゼンドは、「これは子どもたちのことを歌った歌だ」と、今回のショーが虐待されたりネグレクト(親が子どもの世話を放棄すること)された子どもたちのためのチャリティであることを強調。13日には演奏のあいまにステージ上で、コンサートの収益金100万ドルの小切手がザ・フーのメンバーから直接、慈善団体メリルビル・アカデミーの代表に手渡された。ほかにアンコールでは、ジョニー・キャッシュの‘I Walk The Rain’〜‘Ring Of Fire’のメドレーが演奏され(12日のみ)、‘Let's See Action’ではオープニング・アクトのエディ・ヴェダー&C・アヴェレージが加わり、ヴェダーがロジャー・ダルトリーに代わってリード・ボーカルをとった。


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