新着ニュース


イギリスで、ミレニアムを迎える曲に「愛こそはすべて」が決定


イギリスで大晦日にミレニアム・ドームで、エリザベス女王やトニー・ブレア首相らの出席のもと国をあげて行なわれるイベント「ザ・ドーム・ショー」で、クライマックスにかけられるロックの祝歌が検討されていることを以前お伝えしたが、このたびビートルズの「愛こそはすべて」に決定した。
当初は「愛こそはすべて」とジョンの「イマジン」を含む8曲が候補にあがっていたが、12月13日の段階で主催者側が、審査メンバーがビートルズの曲を流すことを決定し、「レット・イット・ビー」を新たに候補に加えて2曲のうちいずれにするか検討中だと報告していた。
審査メンバーのリーダーでイベントのクリエイティブ・ディレクターでもあるマーク・フィッシャー(ピンク・フロイドなどのステージ・デザイナーとしても知られる)は、審査メンバーがビートルズ・ナンバーにしぼり込んだ段階で、次のように語っている。「今世紀最高のロックの名曲はなにかとたずねて以来、私たちのところには手紙や電子メールが殺到し、ののしられたり、ほめられたり、議論を持ちかけられたり、とにかくものすごい反響がありました」「ビートルズがこの100年間の大衆文化で占める位置は格別なものだということが、これで証明されました」
決定に際してフィッシャーは、最終的に「愛こそはすべて」しか考えられないという結論に達したと語る。「この曲は、地球と、子どもたちと、そして私たち自身の未来を託した、みんなの共通する思いを歌っています」「イギリスや海外のクラシック音楽やポピュラー音楽を集めたすばらしいイベントになるようにとプログラムを組みました。そしてドームのオープニングの直前に、「愛こそはすべて」でクライマックスを迎えるのです」


[新着ニュース一覧にもどる]