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LIPA、今年度から障害者のための学科を新設


ポールが後援者代表をつとめる、イギリス、リバプールの芸術大学LIPA(リバプール・インスティテュート・オブ・パフォーミング・アーツ)では今年度から「障害者のためのパフォーミング・アーツ」(1年制)、「シアター&パフォーマンス・テクノロジー」(2年制)のふたつの特別学科が新設され、LIPAの門戸はさらに開かれることになった。障害者のためのこの学科は、障害者が音楽をはじめとするパフォーミング・アーツのスキルを学び、より高度な教育課程に進むための基礎を固めるというユニークな学科だ。シアター学科では、ミュージカルをはじめとする舞台芸術のための照明・音響・舞台技術・舞台管理・制作管理などの科目から複数選択し、2か年で養成するという。
また、従来の音楽・ダンスなど6つの専攻からなる「パフォーミング・アーツ」などの3年生学士コース(BA Hons Degree)は、日本の4年制大学に相当するイギリスの正規大学教育で、各専門分野だけでなく、他分野の学生との実践的なコラボレーション・プロジェクトをとおして幅広いスキルを学べる点が特色となっている。また、ヨーロッパをはじめ世界約26か国からの留学生(現在日本からの留学生は6名)が、全学生約600名の3割を占めるという、その国際性も魅力のひとつ。昨年、一昨年の卒業式にはポールも出席し、卒業生ひとりひとりを送り出している。現在、2000年度9月入学生を募集中(電話03-3485-7350)まで。


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