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『ビートルズ・アンソロジー・ブック』今秋発売へ


元ビートルズのメンバー3人が、ビートルズ時代のできごとを共同執筆した。ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの共著となるこの本は、伝説のバンドの真実が忠実に語られた共同自叙伝として発表される。完璧な記録にするため、3人の話のなかには、故ジョン・レノンの言葉も豊富に挿入されているという。
ポールは『サンデイ・テレグラフ』紙に「トム、ディック、友人の叔父などが1963年からビートルズの本を書いているが、事実と違うこともある。この自叙伝が、作り話を一掃し、真実を伝えるだろう」と語っている。
6年の歳月をかけて執筆された360ページのこの自叙伝は、今年の秋に出版される。ポール、ジョージ、リンゴはこの本のために1200点の写真を提供、ほとんどが未発表のものだ。ポール・マッカートニーの広報担当者は「ビートルズに関する本は300〜400冊は出版されているが、ごくわずかな著者以外は、ビートルズに一度も会ったことがない著者によるものだ」と語った。
さらに この自叙伝『ビートルズ・アンソロジー』はビートルズの「最後の言葉」であると語り「百科事典のような膨大な量の本。重さにしたら2キロはある。彼らが望んだのは真実を伝えること。ビートルズが解散したとき、最後まで反対していたのは実はポールだったというようなことなど」と語った。
また、ビートルズがドラッグをやっていたことや、女性問題、ライバル意識など、新事実も明らかにされているという。ヨーコが与えた影響についても語られている。当時は、ジョンをビートルズから引き離した女性としてヨーコを責めるファンが多かった。
さらに、この本には最近の話も登場する。4年前、元ビートルズの3人は、17公演で1億1,300万ドルを支払うという申し出を断ったという。
『ビートルズ・アンソロジー・ブック』はイギリスとアメリカのほか、中国語を含む多数の言語に翻訳されて出版される予定である。 日本での発売時期は未定。決まりしだいお知らせする。


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