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ポールインド皮革産業への国際的な抗議


米国の動物保護団体PETAによると、ポールは映画スターのブリジット・バルドーとスティーブン・シーガル、ドイツのミュージシャン、ニーナ・ハーゲンらとともに、5月11日(木曜日)、インドの皮革産業に対する世界的な抗議キャンペーンに参加したという。
PETAは、インド国内の抗議グループと同時刻(GMT標準時の午前7時半)から1日間、断食を決行するとの声明文をAFPにFAXしていた。イングリッド・ニューカークPETA代表は、「雌牛や子牛、去勢牛、きつい労働に耐えた水牛までが、現在のインドで使い捨て商品のように屠殺されていることに深い悲しみを抑えきれません」という、ポールが嘆願書で述べた言葉を引用していた。
「インド政府の高官であれ、革製品を買っているアメリカの若者であれ、牛虐待に関わる人々に自分の訴えを知ってもらえるなら、断食は少しも苦にならない」というシーガルは、「彼らに目を覚ましてほしい。自分が何をしているのか自覚してもらいたい。牛たちに恐怖と苦痛のない生活を与えるために、役立ちたいと思っている」と語っている。
PETAは、牛を崇拝するヒンズー教徒が何百万人もいるインドで、長時間にわたり食料も水も与えずに牛たちを屠殺場に輸送しているインド皮革産業を激しく非難している。
インドでは、牛たちが衰弱して動けなくなると、目にチリペッパーを入れたり、尾をへし折るといった虐待が行われている。
PETAは4月、インド皮革産業への国際的な抗議を行った後、GAP、Old Navy、Banana Republicの米国主要ファッション・ブランド3社に対してインド産の皮革の使用を中止するよう要請もした。


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