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MP3が著作権侵害の和解金を提示


米国のインターネット企業MP3.comは、著作権侵害で同社を訴えていたポール・マッカートニーの会社など数社の音楽出版社に対して、3,000万ドルの和解金の支払いを申し出た。米国音楽出版社協会(NMPA)によれば、MP3.comは今後、My.MP3.comからリスナーがダウンロードした音楽について、MPL Communicationsをはじめとする音楽出版社に著作権料を支払うという。

協会がまとめた和解案が成立すれば、3月から続いているMPLとMP3.comの訴訟問題はめでたく解決となる。

訴訟では、MP3.comがWebサイトの広告収益を増大して、消費者に音楽を格安で提供していたことが問題になった。MPLはMP3.comに対し、無断でダウンロードさせていた各曲につき15万ドルの支払いを求めていた。

バディ・ホリー、ナット・キング・コール、フォー・シーズンズ、ジェリー・リー・ルイス、デューク・エリントンらの音楽著作権や、『グリース』、『ガイズ・アンド・ドールズ』、『ハロー、ドリー!』、『コーラスライン』などのミュージカル音楽の出版権を所有し、世界でも有数の音楽出版社のひとつであるMPLは、かなりの額の和解金を受け取るものとみられる。


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