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ロックの殿堂にジョンの遺品が出展


ジョンがニューヨークのアパートの外で撃たれたときかけていた、破壊され血が付着した眼鏡の写真が、ニューヨークとロサンジェルスで展示されている。これはヨーコが主催し、アメリカの銃規制法の不備を訴えている。
一方、本物の眼鏡はオハイオにある、ロックの殿堂(Rock 'n' Roll Fame)に展示されている。その横には、殺されたときジョンが着ていた洋服、霊安室に置かれていた彼の洋服と所持品入っていた茶色の紙袋など、死を連想させる品が置かれてある。
ロックの殿堂のスポークスマンによると、これらの品々はジョンの才能と、彼の死の残虐性に焦点を当てるため、ヨーコが寄贈したもので、彼女はそれらすべてを展示する、と、強く主張した。彼女はアメリカの銃規制法が少なからずジョンを死に導いたと訴えている。
ロックの殿堂の館長アシスタント、メレディス・ラトレッジ(Meredith Rutledge)は、ここに展示した品のいくつかは、見る人に不快感を与えることがあると、言った。
「たくさんの人が、これらの品を見たがりません。あまりいい気持ちがしないと言っています。けれどヨーコは、展示することを強く希望し、いっしょにこのショーで飾ると頑として譲りませんでした。」

「ヨーコはジョンの殺害は20年間とはいっしょに暮らしたようなものと言っていました。彼女はジョンのファンが彼の一生すべてを感じたいだろうと思っています。」ジョン・レノン展は、先週初めに始まった。これはジョンの20回忌と同時であった。
展示は7階建ての建物の3フロア−を使っている。2001年9月まで開催される。ヨーコが最初にこの展覧会を企画したとき、ジョンの才能を人々に知ってもらいたかった、そして、彼の死の残虐性を思い出してもらいたかったと、語った。
「ジョンの精神をもって、改革が起こるように、そしてよい社会が生まれるように、これを企画しました。ジョンの才能と、彼の死の残虐性を思い出してもらいたかったのです、このアメリカで、どれだけたくさんの人が、銃規制法の結果として殺されたのでしょう?私を含め、どれだけの家族が、被害を受けたでしょうか?」この展覧会には、ジョンとヨーコが、アメリカの最初のアパートで暮らしたときのベッドも飾られている。ヨーコはまた、ジョンがビートルズ時代とソロ時代の20曲の歌詞を寄贈している。


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