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ポール、インターネットの音楽不正使用に異議


月曜日、ポールはエルトン・ジョンともしインターネットで音楽を無料でコピーするなら、迷惑をこうむるのは関係者だけではなく、ミュージシャンもだと訴え、キャンペーンを行なった。
普通のウェブ・サーファー同士が、お互いに無料で不法に音楽をコピーできるナプスター(Napster)の驚くほどの人気に、世界の音楽業界はおびえている。ナプスタ−だけでなく、コントロールする者がいないため、この業界でもっと手ごわい相手といわれるヌーテラ(Gnutella)は、新たなレベルで著作権侵害をもたらしている。カセットやCDの海賊盤は、いつもレコード会社の大きな悩みの種であるが、誰でも簡単にすばやく音楽をダウンロードでき、しかもデジタル方式により質が落ちないというのは、さらに深刻さを増す。
インターネットの研究グループ、フォーレスター(Forrester)は、このような無料音楽のサービスとファイル交換技術により、2005年までに世界中で年間20億ポンド(30億ドル)の損失を生み出すだろうと予測している。
作曲家や出版者の組織、英国音楽協会(British Music Right)が月曜に行なったキャンペーンは、迷惑を受けるのミュージシャン自身であることに焦点を当てていた。
「『音楽の価値を重んじよう(Respect the Value of Music)』では、無料で音楽を聴くことと、その音楽を創作した人にどのような影響を及ぼすかという認識との、バランスを考えなくてはいけない。」と、このキャンペーンは訴えた。
「これはただ単に知名度や高収入の音楽関係者に対することではなく、人前に出ない作曲家たちにも関わることである。彼らは自分の作品で収入を得て生活し、音楽を作り続けているからである。」


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