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ジョージ、精神保健法改正に異議を問う


ジョージ、オリビア夫妻は、今週末に改正される精神保健法(Mental Health Act)に対し、精神異常者による犯罪の被害者を保護するには不充分なものと批判した。この新たな改正により、加害者が施設から社会復帰した際には、その旨が被害者側に知らされることになる。

昨年末、自宅に侵入した男に襲われたジョージ夫妻は、この法改正自体は歓迎しているものの、「問題をすりかえることにもなりかねない。」と警告している。『インディペンデント』紙(17日付)に文書を寄せたジョージ夫妻はこのなかで、「事件以来、何通もの手紙が私たちのところへ届けられました。それらは同じようなケースの被害に遭った人やその親からのもので、加害者の早すぎる社会復帰に怯えている人たちがたくさんいるということが分かりました。同時に精神分裂症患者の親からの手紙もあり、治療に対する不充分さを訴えています。すべてのケースに当てはまらないとしても、このような犯罪が頻繁に起こってしまっているのは事実ですし、やはりより一層厳しい処置をとる必要性があると思います。」と述べている。

ジョージ夫妻を襲ったマイケル・エイブラムは、先月精神病院に入院、BBCが独自に行った調査によれば、以前エイブラムが通っていた病院の医師が、本来精神病であったところを薬物中毒症と、誤った診断をしていたことが明らかになっている。



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