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●“Live Till You Die(リブ・ティル・ユー・ダイ)” Today Is The Day(トゥデイ・イズ・ザ・デイ) うわ〜、のっけから怒濤のようなハード・コア。見てはいけないものを見てしまった感じ。ポールがローリング・ストーンズを意識して作ったという‘Why Don't We Do It In The Road’をカバー。ビートルズのなかではメロディアスではない歌だと思っていたが、こうして聴くと違和感なく現代のパワー・ロック風になっている。比べてはいけないが、クールにシャウトするポールのボーカルにはどんなやつもかなわないのだから。 |
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●“O SUB MARINO VERDEE AMARELO”
VARIOUS ブラジルのバンドが集まってビートルズ・ナンバーを演奏した「かわりだね」ライブ盤。曲は‘Ob-La-Di, Ob-La-Da’から‘Because’まで全12曲。選曲は‘Golden Slumbers’や‘Revolution’などブラジル風に演奏したらどうなるのだろうと期待したが、意外にも演奏はストレート。どの曲もかなりアレンジが忠実である。それだけにアーティストのビートルズに対するあたたかい気持ちが伝わってくる1枚。 |
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●“Gold & Green(ゴールド・アンド・グリーン)” OOIOO(オー・オー・アイ・オー・オー) ボアダムスのヨシミ率いる架空のガールズ・バンド、OOIOO。開山式から閉山式までをテーマにした「山コンセプト・アルバム」だそう。ショーン・レノンが4合目、いや4曲目の‘Mountain Book’にコーラスで参加。タブラが心地よい幻想的な曲です。異様にサイケで美しいジャケットを観ながら聴くと、気分は富士山頂。ニュー・ウェイブ。 |
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●“GET BACK!(ゲット・バック!)” Various Artists 18曲入りのカバー集。エプスタインがマネージャーをつとめ、ジョンが芸名にひと役買ったというビートルズの弟分ビリー・J・クレイマー&ダコタスの‘Do You Want To Know A Secret’‘I Call Your Name’や女性ロックンローラーでベーシスト、スージー・クアトロの‘I Wanna Be Your Man’、おなじみホリーズの‘If I Needed Someone ’、プリンス・トラストでポールとデュエットをきめたティナ・ターナーの‘Get Back ’、もちろんキングメイカーやフールズ・ガーデンなどの90年代のバンドもフォロー、こんなコンピレーション・アルバムが欲しかった! |
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●“IT'S LIKE THIS(イッツ・ライク・ディス)
” Rickie Lee Jones(リッキー・リー・ジョーンズ) 1979年デビューのベテランがスティーリー・ダンからビートルズまで歌にこだわったカバー集。ピアノ、ドラム、アップ・ライト・ベースがジャジーな雰囲気。80年代には異色だったファニーボイスも今の時代にはクールにフィット。ジョンが歌詞を気に入っていたポールの‘For No One’をカバー。アコースティックなアレンジで原曲をくずさず彼女のボーカルをフィーチャーしている。 |
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●“PRIMITIVE(プリミティヴ)” SOUL FLY(ソウルフライ) ヘヴィーにドライヴするバンド、ソウルフライ。タイトルどおり原始的な叫びにも似たボーカル・スタイルやアフリカ音楽を意識したリズムに彼らの現在のソウルを知ることができる。 ショーンが‘Son Song’でボーカル、ギター、ピアノ、シンセ、そしてプロデュースにも関わり大活躍。のっけからショーンのカウントで始まるのがうれしいところ。 ショーンの最大の持ち味である浮遊感のあるボーカルがソウルフライのヘヴィー・ソングの幅を広げている。「あなたはどこにいるの?」と歌われるこの曲、クレジットには「ジョン・レノンの思い出に」とある。 |
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●“Tenderness(テンダネス〜マイ・バラード)” 木住野桂子 ジャズ・ピアニスト木住野桂子、初のバラード集。ジョンの‘Love’をカバー。ピアノ、ベース、ドラムというピアノ・トリオ編成だが、1曲目がピアノ・ソロでいい雰囲気を出しているのでピアノだけで聴きたかったというのが本音。ジョンの曲に国境はないといった感じ。ベックのお父さんもいます。 |
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