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オノ・ヨーコ、リバプール大の名誉博士号を授与される


『リバプール・エコー』紙7月3日付けによると、オノ・ヨーコは7月2日、リバプール・フィルハーモニック・ホールでの式典にて、リバプール大学の名誉学位を授与された。
この日、ヨーコはリバプール空港の改名正式記者発表会、ジョンの小学校訪問につづき、この式典に出席した。
ヨーコはコンセプチュアル・アーティストとしての功績と、1991年設立のジョン・レノン・メモリアル・スカラーシップに貢献したことを称えられ、法学の博士号を与えられた。このスカラーシップ(奨学金)は、経済的に困難な、才能ある学生の進学を助けるためにある。
ヨーコはスピーチの中で、集まった工学部の卒業生に彼らが共有の鼓動によって一体となっていると話した。
「この栄えある名誉に感謝します。これが私にとって意味することは、言葉にできません。これは他のどの都市でもなくリバプールのものなのですから。私の夫ジョンが誕生した地であり、彼は生涯ずっとこの地について語っていました。この栄誉を授かり、彼も私のことを誇りに思ってくれることでしょう。
あなたがたはいま旅立ち、個々の能力を試す時が来ましたが、あなたの鼓動を思い出して下さい。心臓は脳が発達する以前に、母体で鼓動を開始していたのです。この世界と調和して脈打っているのです。脳がそれぞれ別のアイデアをもっていても、心はいつもひとつということなのです。あなたがたがどんな遠くに行かれようと、私たちの鼓動を、愛を、そしていつもひとつであり、強いことを思い出して下さい」
ヨーコは式典の最後に、参列者に“Free Us”というスローガンの記された白いバッジを寄与し、「このバッジを身に付け、10年後にここに来ましょう。すばらしい時をすごして下さい」と述べ、スピーチを終えた。


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