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リンゴ・スターとオール・スター・バンドがツアーを語る


リンゴ・スターと今年のオール・スター・バンドの一部メンバーが、アメリカCNNの番組『ワールド・ビート(World Beat)』(9月9日放送)にビデオ出演した。
リンゴは、「僕はさまざまなミュージシャンたちといっしょに演奏する機会に恵まれた。僕は電気技師でも、配管工でもないんだ。僕は13歳のときにドラマーになることを夢見たことからスタートした。そして、僕は本当にいい人たちに恵まれ、ふたつめの夢あった、そんな人たちといっしょに演奏するという夢がかなったんだ。いまでもその夢は続いている。僕はバンドのメンバーで、バンドの中にいるのが好きなんだ。これが僕がバンドで演奏し続けている理由だよ」とドラムとバンドへの愛着を語った。
今年のツアーに関しては「今年はバンド全体を変えようと思ったんだ。ユニークな顔ぶれだろ?リストを見ながら、よさそうだと思ったひとたちを選んだ。もちろん、それが正しいかなんてわからないよ、会ったことがないんだから。それに彼らもおたがいに顔を会わせたことがなかったんだ。いろんな意味において僕は神様を信じてるからね」と述べた。
また絶えることのないビートルズ人気については「22歳のときは、自分たちがレコードを出すとは思わなかった。当時はレコード契約もしてなかったし、ただレコード契約をしたいと思っていた。でも僕らの当時のレコードが今でも売れている。これはすごいことだよ。本当にすごい。ビートルズが初期に作ったものは実験的だった。かっこいい歌やポップス、2分10秒、2分30秒が長いかどうかなど。最終的にビートルズが作ったのは音楽だった。ビートルズは音楽を愛していたんだ」と語った。
ツアーに参加したミュージシャンはリンゴと演奏できたことに一様にエキサイトしていた。シーラEは「リンゴ・スターが電話してきたら、イエスと言うわ。ビートルズが初めて『エド・エリバン・ショー』で演奏したとき、私は7歳か9歳だったと思います。その日のことを今でも覚えている。モノクロのテレビで見たのよ。人生が変わるような体験でした」と迷わず参加したことを述べた。
ロジャー・ホジソンは「僕は(参加する)ミュージシャンのリストを見て、これはいったいどうなるんだろうと思ったよ。でも、信じられないくらいうまくいったんだ。リンゴは最高だよ。僕は10代のころ、ビートルズに強い影響を受けた。ビートルズがいなかったら、僕は今日この場にいなかっただろう。彼らはどういう音楽が世界を変えるのか、どういう音楽が本当に美しいエネルギーを発散するのかを見せてくれたんだよ」と語った。
グレッグ・レイクは「いままでにないコンサートだよ。すばらしいよ。ビートルズの音楽が世界を変えたんだ。だからリンゴと演奏できることは本当に光栄だ。‘I Wanna be Your Man’を演奏するとき、リンゴがそこにいるんだ。それだけで30年前に戻る気持ちだよ」と語った。
マーク・リベラは「ビートルズが『エド・サリバン・ショー』で演奏したとき、私は10歳くらいだった。それが私の人生の始まりなんだ。ジョンとポールが私の人生を変えたと言ってもいいくらいだ。私はいつもビートルズに入りたかった。ビートルになりたかったんだ。毎晩「神様、ありがとう」みたいなことを言っているけど、夢がついに叶ったよ」と語った。


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