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ポールのニューヨーク支援コンサート開催


ポールが提唱したニューヨーク支援コンサート『ザ・コンサート・フォー・ニューヨーク』が10月20日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで開催され、出演したスターが、9月11日に起きたテロ事件の犠牲者と、ニューヨークのヒーローに敬意を表した。
ポールは‘Yesterday’、‘I’m Down’、‘Let It Be’、‘Lonely Road’、‘From a Lover to a Friend’、そして悲劇の翌日に彼が書き下ろした新曲‘Freedom’を歌い、コンサートの幕を閉じた。コンサートは5時間にも及んだ。
黒い衣装を着たデビッド・ボウイが、ポール・サイモンの‘America’と、彼の‘Heroes’を歌い、幕が開くと、コメディアンのビリー・クリスタルがステージに登場し、観客に「オープニングは気に入ったかい?僕たちは、恐れを知らない世界を見せているんだ。僕たちは、臆病者のように穴のなかには隠れないことを、みんなに示している」とあいさつした。
出演は、ザ・フー、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ビル・クリントン前大統領、ルドルフ・ジュリアーニ ニューヨーク市長、ジェイムス・テイラー、メーシー・グレイ、ジャネット・ジャクソン、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ビリー・ジョエル、デスティニーズ・チャイルド、バックストリート・ボーイズ、ハリソン・フォード、スーザン・サランドン、ジム・キャリーなど。
ザ・フーは、‘Baba O' Riley’と‘Behind Blue Eyes’、ミック・ジャガーとキース・リチャーズは‘Salt of the Earth’と‘Miss You’を歌った。デスティニーズ・チャイルドはゴスペル・ソングで、観客を荘厳な気持ちに誘い、ヒット曲‘Emotions’を歌った。また、バックストリート・ボーイズは、彼らのパフォーマンスを世界貿易センターに撃墜した飛行機に乗っていた、彼らのツアー・クルーの一員に捧げた。
また、ウッディー・アレン、スパイク・リー、ケビン・スミスなどが、ニューヨーカーと、隣りのニュージャージーの人たちの気質を称えた、ユーモラスな短編映画を上映した。さらに、ニックスのアラン・ヒューストンと、ヤンキースのマネージャー、ジョー・トーレ、殿堂入りしたレジー・ジャクソンなど、ニューヨークのスポーツ選手が参加した。
観客の中には、制服を着た警官が、喝采のなか拍手をおくっていた。救援活動をした何百人という消防士と警察官、救助隊員が、襲撃後の彼らの英雄的な努力に対し、栄誉を称えられた。
このコンサートの模様はVH1で、コマーシャルを入れずに生放送された。APは、コロンビア・レコードが、義援金のためにこのコンサートの2枚組CDを発売すると報じている。


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