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ジョージ襲撃事件に対して、公的医療機関が謝罪


ロンドン北西部の医療サービスを監視する公的医療機関は、ジョージを1999年末にフライヤー・パークの自宅で襲い、心神喪失で無罪となったマイケル・アブラムを精神治療を適切に行っていなかったとジョージとアブラムに対して謝罪をした。

同機関と治療に関係したセント・へレンズ病院とノーズリー病院は、英BBC放送通じて、「私たちは、ジョージ・ハリスンと、彼の家族、そして、マイケル・アブラムと彼の家族に、1999年の12月の驚くような事件が起きる前に、アブラム氏の治療と処置を怠ったことに対し、心から、正式に謝罪したい。ノーズリーのマーシーサイド・ドラッグ協議会と犯罪裁判連絡会との見解のあいだには統一性あり、そして、マイケル・アブラムの母親からの話をよく理解していれば、アブラムは、もっと正当な治療を受けられたかもしれない。私たちは、ハリソン家とアブラム家の人たちに、今回のことが、教訓となった」と表明した。

また、同時に発表された報告書は、ジョージを襲う18か月前に、当時ヘロイン常習者だったアブラムを退院させる決定を下したことを批判し、セント・へレンズ病院とノー
ズリー病院による一連のミスが、この襲撃事件を招いたと書かれている。しかし、関係したスタッフのだれもがアブラムがジョージ個人を襲う事件を予期できなかったと、
最後に結んでいる。

今回の謝罪に対し、アブラムは「事件を起こしたことについて非常に申し訳なく罪の意識を感じているが、当時は自分で自分をコントロールすることができなかった」「事件当時、ビートルズは悪魔だ」と思いこんでいたと声明を発表した。


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