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ジョージのニュー・アルバム、発売へ?


『サンデー・タイムズ』紙によると、ジョージがひそかにアルバムのレコーディングを行っており、亡くなる4日前、ロサンゼルスの病院で家族にこのアルバム収録曲を聴かせた。アルバムには“Portrait of a Leg End(ポートレート・オブ・ア・レッグ・エンド)”という仮タイトルがつけられていたという。
ジョージはヘンリー・オン・テムズの自宅のスタジオで25曲を収録した。収録曲は最近発表された‘Horse to Water’とはちがい、病を示唆する内容ではないという。数曲は1980年代に作曲されたものだが、残りはすべて新曲。1999年12月の襲撃事件のような、個人的なトラウマをほのめかす歌もある。
収録曲のひとつ‘Rising Son(ライジング・サン)’はジョージの東洋宗教と思想を反映するような内容になっている。息子のダニーも父親の血を受け継いだ、才能あるギターリストとして参加している。
レコーディングに参加したドラマー、ジム・ケルトナー(Jim Keltner)は「彼とまたいっしょのスタジオにいられたことは、ファンタスティックだった。新曲のいくつかはここ数年の彼の人生を鋭く歌っている。聴いたら何のことを歌っているのかすぐにわかるよ。アルバムは完成間近だった。ジョージの音楽の魂がつまっているから、彼の声以外のものはそんなに必要じゃないんだ。未完成であることを主張する人もいるだろうが、僕はジョージをよく知っているけど、彼はできるだけシンプルでダイレクトなものを好んだと思うんだ」と語った。
また、ケルトナーはジョージの亡くなる数日前に対面している。「日曜の夜に会ったのが最後だ。彼はとても美しくて、なによりの僕らへの贈り物だった。王子様のように見えたよ。とても癌患者というふうには見えなかった。彼の皮膚は輝き、彼は微笑んでいたんだ」
ビートルズ関連の書籍の著者、キース・バドマン(Keith Badman)は、「このニュー・アルバムのレコーディングは内密のものでした。ジョージは今年10月の発売を予定していたのです」と語った。 
『サンデー・エクスプレス』紙によると、ジョージはレコード会社との契約を結んでいなかったため、アルバム発売の時期などについては妻のオリビアが決めることになる見通しだという。


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