新着ニュース


ヨーコ・オノの展覧会が、ブラジルで始まる


ヨーコの展覧会『ピース・フォー・ザ・ワールド(Piece for the World)』が、ブラジルの首都、ブラジリアで12月1日から始まった。
ベルリン、ニューヨーク、バルセロナでも、同時に開催されている。ヨーコは、9月11日にアメリカで起きたテロリストによる襲撃事件後、世界の平和を呼びかけるため、1966年に制作した作品、「メンド・ピース(Mend Piece)」を一新した。
「メンド・ピース」は大きなテーブルの上に、世界中から集められた陶磁器と、セラミックの物体が置かれているが、これらすべては、壊れているというもの。
「世界は、再び平和を思い出さなければならない。9月11日以降、アーティストの役割は、人々のために、良心とインスピレーション、そして励みを与えることです。世界の暗闇から、光を照らすことです。」と、ヨーコは、ブラジリアで発行されている新聞、『Arte Futura & Cia』のインタビューで、語った。
ヨーコは、今回は、ニューヨークにとどまり、1998年のように、ブラジルへは来ていないが、展覧会を見に来た人々は、いろいろな物体を持ち込み、ヨーコの芸術にいっしょに参加できる。
ピース・フォー・ザ・ワールドは、ブラジリアのArte Futura & Ciaで、来年の1月26日まで開催されている。


[新着ニュース一覧にもどる]