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30年前のビートルズの公文書簡が公開


『ガーディアン』紙はイギリス公文書簡の規則により、30年たって公開された書簡の内容について報道した。
そのなかのビートルズと管財人とのやり取りの手紙には、バングラデシュのコンサートに関するロイヤリティーを巡る口論やアルバム“Let It Be”のリリースに関する問題、そして、最終的に1977年まで日の目を見ることがなかったビートルズの歴史に残るアルバム“Live at the Hollywood Bowl(ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボール)”をめぐり法的な論争が生じたことにまで及んでいる。
『ガーディアン』紙があきらかにした内容の一部は、1971年に行なわれたジョージ・ハリスンによるバングラデシュを救済するため集められた基金の支払いがビートルズの法的な不和のために7ヶ月滞ることになったことや、ポールによる公式な「原告の最初の訴答」には“Let It Be”をプロデュースするために、アラン・クラインが依頼したプロデューサー、フィル・スペクターをポールは信頼していないなどのことが書かれている。また、ポールがクラインに対して依頼した次のような内容も報道された。内容は以下の通り。
「今後一切、私の許可無しに私の曲のレコーディングに音を付け加えたり、取り除くことを禁止する。‘The Long and Winding Road’にオーケストラを付けたいと思っていたが、それに反する決定がなされた。したがって、私は以下のように変更を希望する。1、ストリングス、声、ホーンなど後に加えられたすべての音を大幅に削除する。2、ボーカルとビートルズの楽器演奏を大きくする。3、曲の最後でハープを完全に削除し、ピアノの音をその代わりに入れる。4、2度とこのようなことはするな。」


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