新着ニュース


ポールの絵画展のプレビューが開かれる

paul_art.jpg

『リバプール・エコー』によると、リバプールのウォーカー・アート・ギャラリー(Walker Art Gallery)でポールの絵画展のプレビューが開かれた。『ジ・アート・オブ・ポール・マッカートニー(The Art Of Paul McCartney)』と題されたこの絵画展では、「ボクサー・リップス(Boxer Lips)」、「ブレインズ・オン・ファイヤー(Brains on Fire)」、「エジプト・ステーション(Egypt Station)」、「ビーチ・タオルズ(Beach Towels)」、「シー・ゴッド(Sea God)」など、ポールによる肖像画、風景画、抽象画の約70点展示される。また、リンダ・マッカートニーを題材にした「イエロー・リンダ・ウイズ・ピアノ(Yellow Linda with Piano)」という作品も展示される。
ポールは、「僕は、リバプールのウォーカーで、僕の展覧会をやらないかという話を持ちかけられた。そこは、僕とジョンが、楽しい午後のひと時をいつも過ごしていた場所だ。僕の絵といっしょに、リバプールに帰ることで、一巡して出発点に戻って来ることになる。すごく楽しみにしているし、とても光栄に思う」と語っていた。
同ギャラリーの責任者、マイケル・シンプソン(Michael Simpson)は、「ポールの作品は、常に人をひきつけます。ウィットに富んでいて、彼の終わりのない色彩へ情熱はもちろん、家族や友だちへの愛など、彼のそのときのムードを描いているものが多くあります」と語った。
ナショナル・ミュージアムス・アンド・ギャラリーズ・オン・マージーサイド(National Museums and Galleries on Merseyside)の管理者であり、ポールの画集へ寄稿している、ジュリアン・トロイヘルツ(Julian Treuherz)は、「ポールは生まれつきの画家です。彼の絵には、本当に無理のない自然さがあります」と語った。
1980年、アメリカの画家、ウィリアム・デ・クーニング(Willem de Kooning)に出会ってから、ポールは絵を描き始め、1999年にドイツで小さな展示会を開催した。その反響を受けて翌年、ナショナル・ミュージアムス・アンド・ギャラリーズ・オン・マージーサイドのディレクター、故リチャード・フォスター(Richard Foster)が、ウォーカーで、今回のより大きく総合的な展示会を開く交渉をポールと始めた。
ポールは、グループ展示会では、二作品をテイト・リバプール(Tate Liverpool)で展示したことがある。しかし、イギリス芸術界における彼の評価は、これから、正当に見極められることになるだろう。
この展示会は、5月24日から8月4日まで開催される。


[新着ニュース一覧にもどる]