新着ニュース


ポール『ドライビング・USA』ツアー〜ラスベガス公演/リンゴ、現れず


米ABCニュースがラスベガス公演にリンゴが飛び入り出演すると報道し、ファンの間で噂がひろがっていたが、ラスベガス公演にリンゴは出演しなかった。
ラスベガス公演2夜目では、ビデオ・システムがほとんど動かなかったというアクシデントに見舞われた。
1夜目の公演ではポールはマイク・タイソンの話題にふれた。

『ラスベガス・レビュー・ジャーナル』によると、ラスベガスのショーでポールは、ブルー・ジーンズをはき、赤いシャツの袖を捲り上げていた。
ポールが“Well, she was just 17. You know what I mean”と歌うと、彼の背後では、数多くのビデオ・スクリーンが、街中や空港走路を横断するビートルズを少女が叫びながら追いかけるという40年前の画像を映し出した。
ポールはアコースティック・ギターで‘Blackbird’を歌い、その意味をファンに語った。
「(‘Blackbird’は)60年代に書いたんだ。南部の白人が黒人の子供を自分の子供と同じ学校に通ってほしくないという厳しい時代を思い出しながら。イギリスでは、少女のことをバード(鳥)と呼ぶから、僕はこのような闘争をくぐりぬける黒人の少女のことを想像したんだ」。
ポールは、「ジョージはとってもウクレレがうまかったんだ。彼の家に行って、夜遅くなるとウクレレの登場だ。『これは君の、これは僕の』ってね。それほど前じゃないある夜、『ウクレレで歌をやりたいな』と言ったんだ」と語り、ジョージへのトリビュート‘Something’をウクレレを弾きながら、アップ・テンポに歌い上げた。
‘Live and Let Die’では、ステージから火薬がとどろくという演出があった。ポールはピアノの前で、左手の薬指に金の指輪を光らせながら、リンダのために書いた‘My Love’を、「会場中の恋人すべてに」ささげた。最近婚約したポールは‘Lonely Road’を熱唱、「もう孤独な道を二度と歩きたくない」と歌った。
2時間半がすぎ、アンコールのラスト‘The End’の音楽が終ると、ポールは少年のような笑顔を見せ、ピース・サインをしながら手を振った。ポールはふざけて、カーテンの後ろでスキップをしたり、足を後の方に蹴ったりした。


[新着ニュース一覧にもどる]