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ヨーコがベトナム戦争を題材にしたアメリカ映画『ワンス・アンド・フォーエバー』に異例のメッセージ


ヨーコがベトナム戦争を題材にした6月公開のアメリカ映画『ワンス・アンド・フォーエバー』に異例のメッセージを寄せた。過去、数々の反戦映画が製作されたが、ヨーコが発言するのは初めて。反戦の思いを込めたコメントは、27日から全国272劇場で上映される予告編で紹介される。

ヨーコはジョンの名曲‘Imagine’の思いを次代に伝えようと、これまで平和についてさまざまな形で活動してきた。昨年9月11日に起きたアメリカでの同時多発テロの際、新聞広告に‘Imagine’の詞の一節を掲載し、平和を訴えかけたことは記憶に新しい。

『ワンス・アンド・フォーエバー』は、ベトナム戦争で実際にあった米軍と北ベトナム兵との3日間にわたる攻防を描く感動作。ひとりひとりの兵士の命をたいせつに扱った主人公の中佐をメル・ギブソンが演じている。

3月1日の初日にみずからニューヨークの劇場に足を運んだヨーコは、その後メールで「兵士の人間性を謳い、戦争がいかに苛酷な犠牲を要求するかということを示した重要な反戦映画だと思います」とのメッセージを送った。

世界的な影響力を持つヨーコがコメントを出すのは異例のことで、これまでどんな映画評も出したことはない。配給元のギャガは、「映画はもちろん、ヨーコさんの平和への思いをぜひ感じてほしい」と語った。


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