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エリナー・リグビーの像移転の動き 続報


リバプール・ビートルズ・アプリシエーション・ソサエティ(Liverpool Beatles Appreciation Society)が、エリナー・リグビーの像を現在の位置(スタンリー・ストリート)からキャバーン・ウォークスかマシュー・ストリートのような有名な場所に移動させることを希望しているのは以前お伝えしたが、『リバプール・エコー』紙5月30日付によると、同団体の創設メンバーであるジョン・ジェームス・チャンバース(John James-Chambers)は、「世界中のビートルズ・ファンがこの像を見逃しているのです。この像が破壊されるのではないかという懸念もあります。ビートルズゆかりの地の中心に移動させた方が安全なのです」と語った。
しかし、マイク・ストーリー市議会長は、「ヨーロッパの都市を旅行するとき、歩き回ってその都市にあるものを発見するのが良いと思うのです。この像はさびしい所にあります。彼女はさびしい女性でしたから。エリナー・リグビーの像の現在の位置は(像を作った)トミー・スティール(Tommy Steele)と市議会が同意して決めた場所なのです」とリバプール・ビートルズ・アプリシエーション・ソサエティの希望を却下した。これに対し同団体は、像を移動させるための署名運動を5月30日に開始している。
エリナー・リグビー像は、歌手のトミー・スティール(Tommy Steele)によって20年前の1982年に作られ、同年に除幕された。制作費用は4000ポンド。この費用は『リバプール・デイリー・ポスト』紙や『リバプール・エコー』紙が支払った。またリバプール・ビートルズ・アプリシエーション・ソサエティは、団体の25周年を記念し、スチュワート・サトクリフとピート・ベストにちなんだ名前をストリートにつけることも希望している。これらの提案は観光部で検討されている。


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