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エリザベス女王即位50周年記念コンサート


6月3日にバッキンガム宮殿で行なわれたエリザベス女王即位50周年記念コンサートに、ポールをはじめとしたイギリスを代表するロックスター、エリック・クラプトン、ロッド・スチュワート、オジー・オズボーンなど豪華メンバーが出演し、即位50周年を祝った。ポールは様々な世代の豪華ミュージシャン達をリードした。
宮殿に入ることができたのは12,000人で、宮殿の周囲には巨大スクリーンが設置され、会場に入れなかった100万人を越える市民が公園を取り囲み、スクリーンで観賞した。
コンサートはブライアン・メイ(Brian May)が宮殿の屋上から英国歌‘God Save the Queen’のソロ・バージョンを演奏して幕を開けた。続いてブライアン・ウィルソンが‘California Girls’、‘Good Vibrations’などを演奏、クイーンは‘Bohemian Rhapsody’を披露した。ハウス・バンドではポールのツアー・メンバーでもあるウィックスほかが演奏。コアーズ(The Corrs)が‘The Long And Winding Road’を歌い、ジョー・コッカー(Joe Cocker)が‘With A Little Help From My Friends’を歌う場面もあった。
数々の豪華ミュージシャン達の演奏があった後、最後にポールがデーム・エドナ・エベラージ(Dame Edna Everage)に紹介され登場。ポールは、まず‘Her Majesty’と‘Blackbird’をアコースティック・ギターでひとりで演奏。ここでジョージ・マーティンがビートルズと彼らの音楽への貢献を称える言葉を述べている。続いてジョージへのトリビュート‘While My Guitar Gently Weeps’。この曲は、ポールがピアノを弾き、エリック・クラプトンがリード・ボーカルとギターを担当した。さらに‘Sgt Peppers Lonely Hearts Club Band (reprise)’、‘The End’と続き、‘All You Need Is Love ’は出演者全員がステージにあがって歌った。女王と王室一族もステージに上り、チャールズ皇太子がスピーチ。チャールズ皇太子は出演者を称賛し「非常にこの国のことを誇りに思います」と述べられ、続けて「ほんとうにすばらしい祝典でした。イギリス人の才能は多方面にわたり素晴らしい」と述べられた。
ポールは観客から大声援を受けながら‘Hey Jude’でコンサートをしめくくった。「来年も同じことをしますか」とポールは冗談で女王にたずね、それに対し「私の庭ではやりません」と女王は応えていた。
BBCによると、オノ・ヨーコが、トニー・ブレア首相、リチャード・ブランソンらと名誉招待客の中にいたとのこと。また、エリザベス女王即位50周年記念コンサートは、音楽界の多数の大スターが王室によるステージに集結した史上最高の豪華なショーとなった、と報じた。


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