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ジョージを刺した男、釈放


AP通信によると、木曜日、ジョージ・ハリスンを刺した妄想性の精神分裂患者マイケル・エイブラム(Michael Abram:35歳)に釈放命令が出された。専門家グループの判断により、この男は釈放するのに適していると判断された。
「マイケル・エイブラムは精神衛生検査裁決機関(Mental Health Review Tribunal)により本日、条件付で釈放されました」と彼を収容していたリバプールのスコット・クリニック(Scott Clinic)を運営するマージー・ケア・NHS・トラスト(Mersey Care NHS Trust)のスポークスマンは匿名の発表した。エイブラムの釈放条件は機密であると述べられた。

精神病の経歴を持つエイブラムは精神科医に「神の指令」を受け、1999年12月30日ジョージを刺したと話した。エイブラムはロンドンの西に位置するヘンリー・オン・テムズにあるジョージの自宅に侵入し、彼を刺し肺に穴を開けたことで告訴された。
また、エイブラムは、夫を助けようとしたオリビアを襲い、負傷させたことでも告訴されていた。
エイブラムは殺人未遂で裁判にかけられたが、2000年11月精神異常のため無罪となり、裁判官は「時間制限なく」安全な病院に彼を留置することを命じていた。

エイブラムの裁判後、ジョージの息子、ダニーは「古びた精神異常の法」を抗議する声明を読み上げ、「エイブラムが社会に再帰する可能性は私たちにとって耐えがたいこと」とダニーは述べた。

昨年衛生官はジョージとエイブラムにエイブラムの「複合的な精神衛生問題」を適切に治療することができなかったことを謝罪した。彼は何年間も精神病施設に出たり入ったりしており、事件の数週間前にも助けを求めていた。エイブラムはそれをうけ、ジョージに「私がなした恐ろしいことについて深く恥じている」と言い、謝罪した。


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