新着ニュース 1973年に発表されたジョンの第4弾ソロ・アルバム『マインド・ゲームス』がリミックス&デジタル・リマスタリングされ、ジョンの62歳のバースデーにあたる10月9日に発売される。(イギリス発売10月7日) リミックスはロンドン、アビイ・ロード・スタジオにてオノ・ヨーコ立会いのもと行われた模様。ヨーコはこの再発売にあたって次のように語っている。 「このアルバムの再発売にあたって、ジョンが最新のレコーディング・テクノロジーによってもたらされる可能性にどんなに興奮したことだろうと考えずにはいられませんでした。ジョンが残したレコードの数々が改良を重ねた現在のミキシングそしてマスタリング機材の恩恵を十分にこうむって素晴らしく生まれ変わったことをアビイロードの最高のチームと共に確信して止みません。」 このニュー・ヴァージョンには3曲の未発表音源をボーナストラックとして収録。 CDに封入される32ページの英国オリジナル・ブックレットには、未発表のジョン・レノンによるデッサン、写真などが多数おさめられている。また、『イマジン〜ミレニアム・エディション』、『ジョンの魂〜ミレニアム・エディション』などに続き、日本盤ブックレットにはオノ・ヨーコの最新インタヴューを収録。日本盤初回生産のみペーパーCDケース入り。 ◇ボーナス・トラック収録曲(未発表音源) ・「あいすません」の初期ヴァージョン(歌詞違い) ・「ブリング・オン・ザ・ルーシー」のホーム・ヴァージョン ・「ミート・シティ」のオルタナティヴ・ヴァージョン ■マインド・ゲームス 73年8月にニューヨークにてレコーディングされ、同年11月にリリース。政治色の濃かったアルバム『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』の後にリリースされた本作は、ジョンの創作姿勢の再方向転換として見なされた。当時、ジョンはアメリカ政府によって命じられた国外退去命令という大問題を抱えていた。 ジョンとヨーコはアルバムのレコーディングの直前にニューヨーコのダコタに引越し、その同月に「ヌートピア宣言」を行う。 アルバムに収録されているわずか3秒の無音トラック「ヌートピアン・インタナショナル・アンセム(ヌートピア国際讃歌)」は、その3秒間にヌートピアへの参加を宣言すれば誰もが理想国家の住人ヌートピアンになることができるというもの。
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