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ヨーコの人生の決定的瞬間


オノ・ヨーコは英BBCに人生の決定的瞬間を語った。
「戦時中、私は日本にいました。ある日、神風特攻隊が出陣する前に家族に向けて何か言い残すことができるラジオ番組があったのです。彼ら全員が『お母さん、今から行ってきます。長生きしてください』というようなことを言っていました。それは私が今まで聞いた中でもっとも恐ろしいものでした。そのことは決して忘れないでしょう。そのことが私の戦争についての考えをまったく変えてしまったのだと思います。私は幼い少女で、とても恐ろしいということ以外、戦争がなんであるかよくわかりませんでした。毎晩、空襲が起こると、防空壕に入ったものです。戦争は残酷すぎます。戦争において高潔なものなどなにもありません。プロパガンダは『これは高潔な戦争だ、我々は戦争をしなければならない』などと言っていますが、我が身に降りかかれば、それがいかに残酷で無駄なことかわかると思います」。


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