新着ニュース アップル・コンピューターは、ビートルズの権利管理会社アップル・コーポレーションに対し、長期に渡っている商標を巡る争いを締結するため、集団訴訟以外では史上最高額となる和解金を支払う可能性があるという。 この二社間の争いは、アップル・コンピューターが設立された直後の1976年に始まった。1968年に創立されたビートルズのアップル社の訴えにより、アップル・コンピューターは音楽産業に参入しないという合意に達した。 しかし1989年、アップル・コンピューターがパソコンで音楽を加工することを可能にし、争議が再発した。この争議は1991年、アップル・コンピューターがビートルズのアップル社に3000万ドルを支払い、主に音楽を内容とするアプリケーションでアップルの商標を使用しないという合意によって和解した。 しかし2001年10月、アップル・コンピューターはデジタル・ミュージック・プレイヤー、iPodを発売開始、2003年4月にはiTunesミュージック・ストアをオープンし、ビートルズのアップル社はこれを1991年の合意に反すると主張。これに対し、アップル・コンピューターは、合意ではデータ伝送におけるアップルの商標の独占権が許可されていると反論していた。
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