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「ベサメ・ムーチョ」の作曲家逝去


ラテンの名曲「ベサメ・ムーチョ」を作曲したメキシコの女性歌手コンスエロ・ベラスケスが呼吸器障害のため1月22日、メキシコ市で死去した。家族と音楽仲間が23日明らかにした。88歳だった。昨年11月に自宅で転倒して以来、病院の集中治療室に収容されていた。

「ベサメ・ムーチョ」は第2次世界大戦で離ればなれになった無数のカップルたちに愛唱され、20か国語で歌われた。ビートルズをはじめ、セリーヌ・ディオン、ジョアン・ジルベルト、プラシド・ドミンゴ、ナット・キング・コールも歌った。

1916年、メキシコ西部ハリスコ州のグスマン市に生まれ、クラシックのコンサート・ピアニストとして出発したが、のちに歌手兼レコーディング・アーティストに転向、その後、作曲に転じた。40年代に「ベサメ・ムーチョ」、「ノ・メ・ピデス・ヌンカ」、「デハメ・ケレールテ」、「パシオナル」で大成功を収め、メキシコ史上最も有名な作曲家となった。


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