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クオリーメンのエリック・グリフィス死去 続報


ジョン・レノンの学友で、クオリーメンの創立メンバーだったエリック・グリフィスが他界した。64歳だった。

エリックはジョン・レノンと同じ1940年10月に誕生。ふたりは11歳のときにリバプールのクオリー・バンク・グラマー・スクールに入学した。エリックはジョンと同じスクール・ハウスに所属していた。1956年、ジョンがスッキフル音楽に興味を持つようになり、ジョンはバンド結成にエリックら学友を誘った。その他のメンバーは、ロッド・デイビス、ピート・ショットン、ポール・マッカートニーと同じリバプール・インスティテュートに通うレン・ギャリー、コリン・ハントンだった。

1957年7月、ポール・マッカートニーがクオリーメンの演奏を見た運命の日、エリックはジョンのそばでギターを弾いていた。ポールはクオリーメンに加入、続いてジョージ・ハリスンも加入し、クオリーメンはビートルズへと発展していくのである。

クオリーメンが本格的なロックンロール・バンドに成長していく中で、オリジナルのメンバーは徐々に脱退していき、エリックは1958年にバンドを去った。

1997年7月、ジョン・レノンとポール・マッカートニーがウールトン・ビレッジ教会祭で出会ってから40周年を記念して、エリックは存命の創立メンバーとクオリーメンを再結成した。それ以降、5人の創立メンバーは世界中で音楽活動を続け、2枚のアルバムをレコーディングした。

ギターを弾いてから40年が過ぎていたが、エリックは熱心なメンバーとなり、過去7年間の演奏を見た観客の間で人気者となった。

1968年にビートルズの公認伝記を執筆した作家のハンター・デイヴィスは、クオリーメンの歴史に感銘を受け、2001年『ザ・クオリーメン』という伝記を出版した。

エリックはなんの徴候もないまま、昨年11月膵癌と診断された。エリックは最期のときを家族の負担を減らすために身の回りの整理をするなど果敢に過ごし、1月29日土曜日、スコットランド、エジンバラの自宅で息を引き取った。

エリックは1964年にウールトン教区教会でレルダと結婚、3人の子どもがいた。エリック夫妻は1972年にエジンバラに引っ越し、それ以来その地で暮らしていた。

葬儀の日付は未定だが、2月7日と予想されている。
クオリーメンの公式HP(http://www.originalquarrymen.co.uk/)には、追悼ページが設けられている。


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