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30年間紛失していたポールの像を発見


リバプール、マシュー・ストリートにあるビートルズの彫像が、30年ぶりに原形に戻されることになった。
彫刻家アーサー・ドゥーリーによるこの像は、キャバーン・クラブが取り壊された翌年の1974年に、その跡地の向かいの建物の壁に設置された。『BEATLE STREET』(ビートル・ストリート)、『FOUR LADS WHO SHOOK THE WORLD』(世界に衝撃を与えた4人の若者)というふたつのプレートの間で、聖母マリアが、4人の天使、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴを抱きかかえていたが、1975年にポールの像だけ盗難に遭い、以降そのままの状態で30年が過ぎていた。
しかし、現キャバーン・クラブのオーナーであるビル・ヘックルのもとに匿名の電話があり、行方不明の彫像を返却したいという申し出があった。ヘックルは「まったく唐突な話でね。いきなりこう訊くんだ。『ポールの像だけずっと前に消えたことを知っていますか』ってね。電話の相手は心から謝罪したいと言っていた。くだらないいたずらのつもりだったそうだよ。その像はずっと彼のガレージに置いてあるということだった。そして、キャバーンに行ってほしい、そこに彫像をビニール袋に入れて置いておくから、と私に言って、まったくそのとおりだったというわけさ」と語った。


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