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どうなるリンゴの生家


リバプールのディングル地区マドリン・ストリートにあるリンゴ・スターの生家は、地区の再開発のため解体されることになったが、その後保管されることになった。リバプール市議会は、リンゴの生家だけは解体もレンガのひとつひとつまで保存し、将来再建できる可能性を残す方針でいる。
しかしリンゴは、テレビのインタビューで「(生家を)全部取り壊すんだそうだよ。よく知らないけど、新しくフラットだか高層マンションだか何だかが建つらしいね。どこか別の場所に移築するらしいけど、意味がないんじゃないかって思うよ。だって、その移築した家に『リンゴ・スターはここで産まれました』なんてプレートを貼っても、なんだそりゃって感じだろ」と語り、この方針にあまり賛同的ではない様子だった。
リンゴはまた、マドリン・ストリートの生家を買い取ることは考えたことがないと述べた。「実際僕が育ったのは、アドミラル・グローヴの家の方だからね。あそこ(マドリン・ストリート)には4歳までしかいなかったし。でもまあ、みんなに気に入られた家ではあるよね」
リバプール市議会住宅部門のフロー・クルーカス議員は、「個人的にリンゴと話し合いを持ちたいと考えています。彼の意見を聞き、私たちの考えを聞いてもらいたいです。そしてできれば、マドリン・ストリートの住民のみなさんに会って、みなさんの願いを聞いてもらいたいとも思っています」と語った。
取り壊し反対運動を展開する『ウェルシュ・ストリーツ・ホームズ・グループ』のニーナ・エッジは、「リンゴは自分の家が聖地のように残されることにはまるで無関心なんです。でも彼は、マドリン・ストリートの人たち、特に立ち退きを望んでいない人たちのことはとても心配してくれています」と語った。


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