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EMI裁判でビートルズが秘密兵器


ビートルズは、EMIに対する訴訟で決定的証拠となる、トップ・シークレットの書類を所持しているという。その書類には、EMIの収益の配分方法が書かれている。ビートルズはEMIに対して1,050万ポンド(およそ23億円)の未払い金を求める訴訟をイギリスで起こしており、アメリカでも同社に対して訴訟を起こす予定。
インターカンパニー・マトリックス・アグリーメント(MEA)が、ビートルズによる収益がどのように分配されているかを明らかにする見込み。それは1989年に著作権料を値上げすることを承諾した取決めにEMIが違反したことを主張するビートルズ側に有利に働くだろう。ビートルズによると、 EMIとキャピトルはビートルズの録音物を、「壊れた」または「破損した」などと不正に分類し、それらを秘密裏に売却したという。
問題になっている会計報告書は1994年から1999年。その期間、“THE BEATLES 1962-1966”『赤盤』および“THE BEATLES 1967-1970”『青盤』、2枚組アルバム3部作『アンソロジー』がリリースされている。ビートルズとアップル・コープスは現在EMIに対し、アメリカでマスターレコーディングの返還を求めて訴訟を起こしている。


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