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ジュリアンがプロデュースした映画


ジュリアン・レノンは、映画“THE GATHERING: RETURN OF THE WHALE DREAMERS”のプロデュースを担当。監督はジュリアンの長年の友人であるキム・キンダースリーが務めた。この映画にはなかなかスポンサーがつかず、業を煮やしたジュリアンは、カンヌ映画祭が行なわれている期間、みずから監督とともに、映画のプロモートをカンヌ表通りのラ・クロワゼットで行なった。
この86分のドキュメンタリー映画は、クジラの存在のすばらしさを表現したものだという。ジュリアンはこの映画に多くの出資をした。

ジュリアン:僕の考えはこういうこと。音楽であれ、家族の遺産であれ、父の遺産であれ、単に父の名前であれ、正しい方向にうまく利用しようということ。クジラ殺しは、日本で長く根付いている文化ではない。彼らは、第二次大戦中の輸入が封鎖状態のときに、クジラをとって食べ始めた。しかし1975年の保護運動以来、現在までに、ザトウクジラの数は300から6,000までに上昇した。そこで日本政府はまたクジラを殺していいだろうと思っている。日本人の70%はクジラを殺したくないと思っているのに、だ。

そして、父親ジョン・レノンの影響から、このようなメッセージ性の強い作品をプロデュースしたのかという質問に対しては、「明らかに、父は信念と、確固たるやり方を持っていた。しかし人生での価値観を教えてくれたのは母だ。よい息子、よい男性、よい人間でありたいということは、僕の母への敬意から来ている」と語った。

“THE GATHERING: RETURN OF THE WHALE DREAMERS”は、来年公開予定。


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