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“MEMORY ALMOST FULL”論評(ローリング・ストーン)


‘Dance Tonight’は、あまりにもシンプルなために、あなたはゾッとするかもしれない。(中略)‘Gratitude’は、熾烈な離婚バトルの真っ最中の人物が書いたとは思えない、非難へのやり返しとはまったく無縁な、徹底的にロマンティックな曲。‘Vintage Clothes’と‘Feet In The Clouds’は、彼のノスタルジアと奇抜さを、ウィットと斬新な音楽性で具現化させた。このあとの、締めくくりとなるトラックは、このレコードを発案したのは青年ポールではなく、年を重ねたポールだということを明確に示している。‘End Of The End’は、ジョークや昔話にもとれる。彼の同世代すべてが信じるわけではない来世の肯定を含む、葬儀の指示である。‘Nod Your Head’は、困難な状況にある年老いてゆく恋人たちへのアドバイスのようだ。簡単に割り切っているということは、まるでない。


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