新着ニュース 1月28日、ポールは米ケーブルテレビチャンネル「コメディ・セントラル」の 番組『ザ・コルバート・レポート』にゲスト出演するというのは以前お伝えしたが、番組のHPで動画がアップされたので、ポールとコルバートの絡みの部分の翻訳を掲載する。 コルバート:本日はお越し下さいましてありがとうございます。 ポール:どういたしましてスティーブン。 コルバート:私はあなたに警告しておかなければなりません。あなたはコルバート現象というものを経験することになります。 ポール:本当に? コルベール:そうです。驚かないでください。今度あなたは通りを歩くとこう言われます。「あ!あの人を知ってる!コルバートの番組で見たよ! 彼の名前は何だっけ!」 それであなたが「ポール・マッカートニー」と言うとその人は「ああ、そうだ!!」って…それがコルバート現象です。心構えしておいてくださいね。 ポール:…あっそ。 コルバート:サー・ポール、私の番組を見たことがありますか? ポール:…ノー。イギリスでは放送されてない。 コルバート:イギリスで放送されています。 ポール:ええと…僕のテレビではやっていません。 コルバート:それではおあいこですね。私もあなたの音楽を聞いたことがありませんから。 ポール:ああそう。 コルバート:あなたはビートルズというバンドにいたのですよね? ビートルズとはどんなバンドですか? ポール:ビートルズっていうのは、イギリス北部リバプール出身の4人の男が… コルバート:4人組…リバプールと(メモに書き込む)…ヒット曲は何ですか? ポール:シー・ラブズ・ユー・イエー・イエー… コルバート:「シー・ラブズ・ユー」ですね。 ポール:聞いたことある? コルバート:私の番組を見たことがありますか? ポール:ありません。 コルバート:そうですか。なら私もその曲を聞いたことがありません。 ポール:もし僕が君の番組を見たことがあったら? コルバート:(ビートルズの)熱狂的なファンです。 ポール:ほんと? 君の番組大好きだよ。 コルバート:本当に? ポール:嘘。 コルバート:話題を変えましょう。 ポール:はい。 コルバート:あなたの好きなビートルは? ポール:リンゴだね。 コルバート:では私と同じですね。私の場合、リンゴ、ジョージ、ジョン、それからもう一度リンゴ、それからジョージ・マーティン、そしてあなたです。 ポール:からかってるの? ジョージ・マーティンはグループに入っていなかったよ。彼はビートルじゃなかった。 コルバート:私は彼は5人目のビートルだと思いました。 ポール:あれまあ。 コルバート:サー・ポール、私が5人目のビートルになるチャンスが、少しでもありますか? ポール:ないよ。 コルバート:わかりました。あなたのニューアルバム『エレクトリック・アーギュメンツ』で、あなたは13曲を、13日間でやったということですね。 ポール:はい。 コルバート:なぜそんなに長くかかったのですか? ポール:ああ、それは… コルバート:聞くのにはたった約40分しかかからないのに。 ポール:聞くのにね。ああ…いい質問だね。 コルバート:ありがとうございます。私はそのアルバムが好きです。なぜならあなたは最初から怒っているから。 ポール:そうだよ。 コルバート:あなたが叫んでいるのがまた聞けてうれしいです。ほら、あなたはロック・ボイスで定評があります。あなたは本当に思いっきり叫び声を出すことができますね。 ポール:(叫ぶ)ワーーー!!! コルバート:ホーーーー!! ポール:(叫ぶ)ワーーー! コルベール:あなたは、キュートです。 ポール:そのとおり。機知に富み、魅力的で、音楽的で、後悔しない。 コルバート:あなたと食べたい牛肉があるのですが…あ、サー、あなたは肉を食べませんね。 ポール:なんで? コルバート:なぜ食べないのですか? なぜ、あなたは肉を食べることに反対するのですか? ポール:動物には生きる権利があって、僕たちは彼らを殺すべきではない。ダライ・ラマもこのことはわかっている。 コルバート:でも動物が、人間を食べることもあると思いませんか? ポール:緊急時には、ダライ・ラマだって僕を食べるかもしれないよ。 コルバート:あなたはダライ・ラマが人食いをする可能性があると非難しているのですか? ポール:うわっ… コルバート:そう言いましたよね。あなたはダライ・ラマが人食いをする可能性があると非難しました。 ポール:ちょっと待ってよ、僕はレコードのプロモーションをするんだと思ってたんだけど。 コルバート:私はただあなたの言ったことに興味があります。あなたはダライ・ラマが人食いをする可能性があると言いました。 ポール:緊急時には、そういう可能性もある、と言っただけだよ。 コルバート:緊急時に、あなたは最初にどの部位を食べますか? ポール:僕? コルバート:マッカートニーのもっともおいしい部分はどこですか? ポール:xxxxx, xxxxx, コルバート:ブレッドバスケット? ポール:たぶんね。 コルベール:サー・ポール、私は争いたくありません。あなたが争うことが好きなのでないかぎり。争う理由などありません。だって…( ‘Ebony And Ivory’を歌う) ポール:(一緒に歌い始め、しばらく一緒に歌う) コルバート:サー・ポール。私を5人目のビートルにしてくれてありがとう。(握手する)やった、私はもう絶対手を洗いません。 ポール:(笑) -------------------- コルベール:あなたはナイトです。あなたは私をナイトにしてくれますか? ポール:いいよ。 コルベール:なれますか? ポール:うん。 コルベール:ではお願いします。 ポール:サー・スティーブン、誕生。
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