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ポール、ニュー・シングルをリリース


ポールが、ロバート・デ・ニーロの新作映画“EVERYBODY'S FINE”のテーマであり(エンドロールの前から流れ始める)、ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた'(I Want To) Come Home' を3月1日にシングル・リリースすることを決定した。
ポールは、この映画の監督であるカーク・ジョーンズに依頼され、試写を見てからその曲を書き下ろし、レコーディングした。
映画は2月26日にイギリスで公開予定。妻を亡くした男(デ・ニーロ)が、大人になった子ども達に会いに行くロード・トリップ・ムービーだ。その旅の目的は、ひとつのシンプルな目的を達成すること―家族全員がクリスマスにひとつのテーブルを囲む―にあった。彼の子ども達はずっと、元気にやっていると言い続けていたが、彼はまもなく、実際のところはそうではないことを知る。

ポールは映画についてこう語った。「僕にも大人になって家庭を築いている子ども達がいるので、ロバート・デ・ニーロの役柄にはとても共感できた」

その曲は、ポールのピアノと歌のみで始まり、デ・ニーロの役柄と重なる歌詞を歌う。 「For so long I was out in the cold and I taught myself to believe every story I told(とても長い間、僕は遠く離れていて、聞かされたあらゆる話を信じるように自分に言い聞かせていた)」。
それからストリングスが加わり、曲が構築され始める。ポールは作曲家ダリオ・マリアネリのオーケストラ編曲とともにコラボレーションし、すばらしい作品が仕上がった。
作曲プロセスについてポールはこう説明した。「初めてその映画を見た時、僕はただ楽しみながら見ていたのだが、エンディングで監督が、『何か新しい曲を入れたい』と思っている箇所に、アレサ・フランクリンが歌う‘Let It Be’を入れていたことを知った。僕は試写会場を出ながら、『うーん、僕は新たな‘Let It Be’は書けないし、アレサのように歌いたくても歌えないし、この話はパスしようかな」と思っていたんだ。でもその夜、ディナーから帰って来て、何気なくいくつかのコードを弾いてみたら、アイデアが浮かんで、そこから曲が進展して行ったんだ」

‘(I Want To) Come Home’ は、すでにポールのコンサートでの定番曲となっている。その曲がライブデビューしたのは、12月の大盛況だった『グッド・イブニング・ヨーロッパ』ツアーのとき。その曲は、やはりポール作のピアノ名曲‘The Long And Winding Road’と‘My Love’の間で、セット・リストに完璧になじんでいた。
‘(I Want To) Come Home’ は今年のゴールデン・グローブ賞で「最優秀オリジナル曲」部門にノミネートされ、また、1月15日に行なわれた第15回クリティックス・チョイス・アワードにもノミネートされていた。


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