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リンゴ、スターを授与


2月9日、リンゴ・スターはHollywood Walk of Fameの2,401個目の星を授与された。この式典はWalk of Fameの50周年を記念し、キャピトル・レコードのビルの前で特別な奉納式が行なわれた。
リンゴはキャピトル・ビルに関して、「(ビートルズが)建設資金を生むのに一役買った」とジョークを言った。

ハリウッド商工会議所によってオーガナイズされたこの式典は、Lost Angeles Unified School Districts' Marching Bandの21人のドラマーによる、リンゴに捧げた演奏で幕をあけた。ほかにはデビッド・リンチ、ジェフ・リン、エリック・アイドルらも出席した。

リンゴのためにスピーチを行なった3人のゲストは、それぞれリンゴのソロキャリアの違う期間を代表する人たちであった。リンゴの義弟でもあるミュージシャン、ジョー・ウォルシュが初めてリンゴと一緒に仕事したのは、1980年のアルバム”OLD WAVE”であった。彼はリンゴについて、「望み得るもっとも優しくて協力的な友人」と評した。ウォルシュは1989年のリンゴの最初のオール・スター・バンドのメンバーでもあった。

プロデューサーのドン・ウォズは1992年の”TIME TAKES TIME”で初めてリンゴと一緒に仕事をし、リンゴを、「ロックンロール史上、最も偉大なドラマーのひとり」と呼んだ。リンゴの革新的な「音楽的ドラミング」について語り、「リンゴの音楽性とグルーヴとスピリットは、あのすばらしいビートルズのレコードによって不可欠だった。彼のドラミングから聴こえてくるのは、謙虚さ、楽曲へのリスペクト、ボーカリストへのリスペクト、そして他のミュージシャンへの思いやりだ」と言った。

シンガー・ソングライターのベン・ハーパーは、「リンゴ・スターというのは、平和と愛の別名だ」と語った。ハーパーと彼のバンドのRelentless 7は、最近のリンゴのライブでバックを務めている。ハーパーは、「リンゴ・スターが世界に及ぼした、文化的、そしてスピリチュアルな影響は言葉では説明できない。今日、Hollywood Walk of Fameに、他の星の尺度となるような星が加わることになる。リンゴ・スターだ」」と語った。ハーパーは去年、彼とリンゴが出演したデビッド・リンチのTranscendental Meditationチャリティコンサートをきっかけに友人になった。

司会者である、ハリウッド商工会議所の会長兼CEOのLeron Guberは、この日がリンゴ・スター記念日であることを宣言した。

そして最後に、リンゴがスピーチし、3人のミュージシャンの称賛の言葉に感動したと語った。「ここに立って、彼らに褒められるなんて大変なことだ。スピーチをCDにしてずっと聴いていたいよ」
そしてリンゴは30年来の妻バーバラに感謝を述べ、1980年にLAX空港で会って人目惚れしたとも語り、昔のバンド仲間についても語った。
「僕に言わせればビートルズは世界一のバンドだった。僕には3人の兄弟がいる。彼らは僕に世話を焼き、僕も彼らに世話を焼き、互いに支え合っていた。それに参加できるのはビューティフルだったし、とにかく、僕らは素晴らしいレコードを作ったよ!」

彼らは今でも大親友だ。僕の目の前で彼らの名前がWalk of Fameに入っているよ。ジョンとジョージ。ふたりとも愛しているよ。平和と愛!そしてイギリスにいる男、ポールのことも忘れちゃいけない。ピース&ラブ!」

リンゴの星は、1988年に星が授与されたジョンと、2009年に授与されたジョージの星の隣に置かれた。ビートルズの星は1998年に献納され、ハリウッド通りとLa Breaの角に、エルビス・プレスリーのスターの隣に置かれている。ポールにもスターが認定されたが、式典の日程はまだ決まっていない。

「星を受け取られることに興奮している」とリンゴは続けた。「これは、次の50年間の始まりだし、その一番目の星をもらえるのは光栄に思う。そして夜にもらうことができるのも最高だ。君のところはどうか知らないけど、僕の住んでいるところでは、星は夜に現れるからね」


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