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サー・ジョージに名誉博士号


サー・ジョージ・マーティンがスウェーデンのルンド大学とマルメ・アカデミー・オブ・ミュージックから初めて名誉博士号を授与される人となる、とルンド大学が発表した。
名誉博士号は、5月28日にルンド大学での伝統的なセレモニーで授与される。5月26日には、サー・ジョージによる講演と、彼のキャリアであるビートルズ作品に関した音楽パフォーマンスを含む歓迎セレモニーが、マルメ・アカデミー・オブ・ミュージックと、ファイン・アートおよびパフォーミング・アート学部により、ファクリティ・オブ・パラディウム・イン・マルメで開催される。

「プロデューサー、作曲家、アレンジャー、指揮者、そして音楽家としてのジョージ・マーティンの重要性は、どれだけ誇張してもしすぎることはない。彼は50年以上音楽プロデューサーとして活躍し続けており、ロンドンのアビイ・ロード・スタジオでビートルズのレコードをプロデュースしたことでもっとも有名だ。そのうえマーティンは、シラ・ブラック、シャーリー・バッシー、エラ・フィッツジェラルド、ジェリー&ザ・ピースメーカーズ,ビリー・ジェイ・クレーマー、エルトン・ジョン、ジェフ・ベック、セリーヌ・ディオンなど多くの音楽プロデュースをしてきています」と、ルンド大学は、サー・ジョージへの名誉博士号授与の発表のなかで述べた。

サー・ジョージは、声明の中で次のように述べた。「私はスウェーデンで指揮ツアーをしていた1993年にルンドに来ましたが、1999年に、『サージェント・ペパー』について、大学生に向けて講演したときに、よりよく知るようになりました。講堂は超満員でした。900人ほどの学生が聞きに来てくれていたと思います。だから、その大学が、私に名誉博士号を授与することを決めたと聞いたときの私の喜びをご想像できるでしょう。とても名誉なことで、私はそれを受け取りに行くことをとても楽しみにしています。ルンドはすばらしい場所で、私はいつでもここに来るとよい時間を過ごしています。2、3年前、私はマルメ・アカデミー・オブ・ミュージックで、サウンドトラックを作ることについての重要なマスター・プログラムを開設しました。そこはもちろん、ルンド大学の一部です。私は、音楽を学ぶ学生達に会って、その情熱とエネルギーに感銘を受けました。何よりも、みんなとても友好的でした! 私と妻を再び招いてくれたルンドに感謝します。私たちはとてもうれしいです」

1998年、サー・ジョージは音楽業界での貢献を評価され、女王から大英勲章第3位を授与された。ボストンのバークレー・カレッジ・オブ・ミュージックの名誉博士号も授与されている。1992年7月、彼はイギリスのソルフォード大学の名誉修士号を授与された。


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